世界シェアが伸びている企業をAIで探す

AI × 投資
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投資先を探すとき、

売上が伸びている会社。

利益が伸びている会社。

成長市場にいる会社。

こうした条件を見ることは多いと思います。

でも、もう一つ見てみたいのが、

「世界シェアが伸びているか」

です。

市場そのものが成長しているだけではなく、

その市場の中で、他社よりも存在感を高めている企業。

こうした会社は、

商品力。

技術力。

ブランド。

販売網。

コスト競争力。

など、何らかの競争力を持っている可能性があります。

今回は、

世界シェアが伸びている企業をAIに探してもらう

という使い方を考えます。


世界シェアを見る理由

例えば、ある市場が年間10%成長しているとします。

A社の売上も10%増えている。

これだけなら、

市場が伸びた分だけ売上が増えた

可能性があります。

一方で、

市場が10%成長している中、

B社の売上が25%増えていた。

この場合、

市場成長だけでは説明できません。

競合から顧客を取っている。

新しい地域で伸びている。

製品の競争力が高まっている。

など、

シェアを拡大している可能性

があります。

長期投資では、

単に市場が伸びているかだけでなく、

その市場の中で、その企業の立ち位置が良くなっているか

も見たいところです。


「世界シェア1位」だけでは足りない

世界シェアを見るというと、

世界シェア1位の企業を探す

という発想になりがちです。

もちろん、それも面白い。

でも今回見たいのは、

順位そのものより、

シェアの変化

です。

例えば、

5年前:世界シェア12%

3年前:15%

現在:19%

という会社があれば、

かなり気になります。

逆に、

世界シェア40%でも、

5年前は50%だったなら、

競争力が落ちている可能性があります。

だから、

「何%あるか」より「何%から何%へ動いたか」

を見る。

ここをAIに探してもらいます。


AIに向いているのは「候補探し」

世界シェアが伸びている企業を、

人間がゼロから探すのは大変です。

企業のIR。

統合報告書。

決算説明資料。

業界団体。

調査会社。

政府統計。

ニュース。

いろいろなところに情報が散らばっています。

しかも、

「世界シェア」

「グローバルシェア」

「市場占有率」

「販売数量シェア」

「出荷額ベース」

など、表現もバラバラです。

ここでAIを使います。

AIには、

企業を最終評価してもらうのではなく、候補を広く探してもらう。

この使い方が向いています。


まず「シェアが伸びている可能性がある企業」を出す

最初から、

世界シェアが3年間連続で伸びていて、営業CFも増えている企業を全部探して

と細かく指定すると、

十分な情報がない企業まで無理に判定することがあります。

なので最初は、

候補企業を広めに出す

くらいでいいと思います。

例えば、

  • 世界シェアが上昇している
  • 世界順位が上がっている
  • 海外売上が市場成長率を上回っている
  • 生産能力を増強している
  • 特定分野で競合からシェアを奪っている

こうした企業を候補として出してもらいます。

そのあとで、一社ずつ一次情報を確認します。


世界シェアは「数字の定義」を確認する

ここはかなり重要です。

例えば、

世界シェア30%

と書いてあっても、

何を基準にした数字なのかで意味が変わります。

売上金額なのか。

販売数量なのか。

出荷台数なのか。

特定製品だけなのか。

ある地域を除いているのか。

自社推計なのか。

調査会社の数字なのか。

だからAIには、

シェアの数字だけを抜き出すのではなく、定義と出典も整理

してもらいます。


一次情報を優先する

世界シェアの記事は、

ネット上にもたくさんあります。

でも投資で使うなら、

できるだけ一次情報へ戻りたいところです。

例えば、

  • 企業の決算説明資料
  • 有価証券報告書
  • 統合報告書
  • 中期経営計画
  • 会社公式の事業説明
  • 業界団体の統計
  • 政府機関の統計

などです。

AIが、

この企業は世界シェア20%です。

と答えたら、

そこで終わりではありません。

「その20%はどこに書いてある?」

まで確認します。


1年分ではなく、できれば数年を見る

今回のテーマは、

世界シェアが高い企業ではなく、

世界シェアが伸びている企業

です。

なので最低でも、

2つ以上の時点を比較する必要があります。

理想は、

3〜5年程度

です。

例えば、

年世界シェア
2022年11%
2023年13%
2024年15%
2025年18%

こういう推移なら分かりやすい。

ただし、毎年シェアを公開している企業ばかりではありません。

その場合は、

世界順位の変化

販売数量

海外売上

主要市場でのシェア

なども補助材料にします。


なぜシェアが伸びたのかを見る

ここからが重要です。

世界シェアが伸びている。

それだけで投資するわけではありません。

なぜ伸びたのか。

を考えます。

例えば、

新製品が強い。

競合が撤退した。

価格競争力がある。

生産能力を増やした。

販売網を広げた。

M&Aでシェアを取った。

市場そのものが特定地域に移った。

理由によって意味が違います。

一時的な要因なのか。

構造的な競争力なのか。

ここまで見たいところです。


シェア拡大と利益が両立しているか

世界シェアを伸ばす方法の一つは、

安売りすること

です。

極端な値下げをすれば、

販売数量は伸びるかもしれません。

でも、

利益率が落ちる。

キャッシュフローが悪化する。

設備投資ばかり増える。

ということもあります。

だから世界シェアだけでは見ません。

同時に、

  • 売上
  • 営業利益
  • 利益率
  • 営業キャッシュフロー
  • 設備投資
  • フリーキャッシュフロー

も確認します。

理想は、

シェア拡大と収益性が両立している企業

です。


シェアを取るための投資も見る

シェア拡大の途中では、

利益より投資を優先する企業もあります。

例えば、

海外工場。

研究開発。

新規拠点。

販売網。

人材。

こうした投資が先行することがあります。

その場合、

今の利益率だけを見ると悪く見える。

でも、

投資によって将来のシェア拡大を狙っている

可能性もあります。

だから、

単純に利益率が落ちたからダメ、

とも言えません。

投資の中身まで見ます。


市場そのものが伸びているかも確認する

もう一つ重要なのが、

市場成長率

です。

世界シェアが、

10%から20%に伸びた。

これは強そうに見えます。

でも、

市場自体が半分になっていたら、

売上が増えているとは限りません。

逆に、

市場が年20%成長し、

その中でシェアも10%から15%へ伸びているなら、

かなり強い。

だから、

市場成長 × シェア拡大

をセットで見ます。


AIにはこんな形で整理してほしい

例えば候補企業を、

企業市場過去シェア現在シェア市場成長シェア拡大理由
A社○○12%18%成長新製品・海外
B社△△8%14%成長M&A
C社□□25%29%横ばい競合撤退

のように整理してもらいます。

そのあと、

「この中で、シェア拡大が一時的ではなく構造的に見える企業を分けて」

と聞きます。

ただし、ここでもAIに最終判断はさせません。

あくまで、

次に調べる企業を絞る

ところまでです。


世界シェアだけで足切りしない

ここはLSD worksの投資記事として重要にしたいところです。

例えば、

世界シェアが伸びている。

でもPERが高い。

だから除外。

とはしません。

逆に、

PERが低いから有望、

とも考えません。

世界シェアの進展。

市場成長。

キャッシュフロー。

競争力。

資本配分。

こうしたものを見たうえで、

現在の株価が何を織り込んでいるか

を個別に考える。

世界シェアは、

銘柄を機械的に足切りする条件ではなく、

企業の競争力を探す入口

として使います。


「シェアが伸びている小さな会社」も面白い

世界シェアを見ると、

どうしても大企業に目が行きます。

でも投資として面白いのは、

まだシェアは小さいけれど、伸び方が大きい企業

かもしれません。

例えば、

2% → 4% → 7%

という会社です。

絶対的なシェアはまだ小さい。

でも、

市場での存在感は急速に高まっています。

こういう企業をAIで候補として拾えると、

単純な「世界シェアランキング」とは違う企業が見つかる可能性があります。


シェアが伸びた理由が「競合撤退」でも悪くない

世界シェアの拡大というと、

技術革新や新製品をイメージします。

でも、

競合が撤退した。

業界再編が進んだ。

生産能力を維持できる会社が減った。

という理由でもシェアは伸びます。

これは必ずしも悪いことではありません。

競争相手が減れば、

価格競争が緩和する。

顧客が残った企業へ集中する。

利益率が改善する。

ということもあります。

これは後で取り上げる、

「残存者利益」

にもつながります。


AIで探して、人間が一次情報を読む

今回の使い方は、

AIに投資銘柄を選んでもらう

というものではありません。

AIには、

大量の情報から、

「世界シェアが伸びていそうな企業」

を探してもらう。

↓

候補を10社程度に絞る。

↓

一次情報を確認する。

↓

市場成長やシェア推移を見る。

↓

シェアが伸びた理由を調べる。

↓

利益・キャッシュフローを見る。

この順番です。

ゼロから企業を探すところを、

AIに手伝ってもらいます。


「世界シェア」という視点を銘柄探しに足す

投資では、

売上。

利益。

PER。

PBR。

ROE。

いろいろな数字があります。

でも、

それだけでは見えにくいものもあります。

その一つが、

競争力が強くなっているか

です。

世界シェアの推移を見ると、

企業が市場の中で、

強くなっているのか。

弱くなっているのか。

を見るヒントになります。

AIを使えば、

大量の企業から、

その兆候がある会社を探しやすくなる。

世界シェアは、

AIで銘柄を探すときの一つの切り口として、

かなり面白いと思います。


次回は実践プロンプトを作る

次回は、

企業のIRや公開情報から、

  • 世界シェア
  • 過去からのシェア推移
  • 市場成長率
  • シェア拡大の理由
  • 競争力
  • 利益・キャッシュフロー
  • 今後の投資計画
  • 情報の出典

まで整理し、

「世界シェアが伸びている企業候補」

を探す、

世界シェアが伸びている企業を探すAIプロンプト【コピペOK】

を作ります。

AIに、

「次に上がる株を教えて」

と聞くのではありません。

「市場の中で、存在感を高めている企業を探して」

と聞く。

その方が、長期投資の入口として使いやすいと思います。

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