営業の仕事をしていると、意外と時間を使っているのが**「移動」**です。
訪問先への行き方を調べる。
次のアポイントに間に合う電車を調べる。
昼食をどこで取るか考える。
空き時間ができたら、近くに寄れそうな顧客がいないか考える。
一つひとつは大した作業ではありません。
でも、これを毎日繰り返しています。
そこで今回は、
1日の営業スケジュールをAIに渡して、訪問ルートをまとめて考えてもらいます。
例えば、こんな1日
今日の予定がこんな感じだったとします。
10:00 新宿 A社
13:00 品川 B社
16:00 日本橋 C社
これまでは、
朝、新宿までのルートを調べる。
A社との商談が終わったら、品川までの移動を調べる。
昼食をどこで取るか考える。
B社が終わったら、今度は日本橋までの移動を調べる。
というように、その都度考えていました。
もちろん、それでも問題ありません。
でもAIを使えば、朝の時点で1日の動きをまとめて整理することができます。
AIに1日の予定をまとめて渡す
例えばAIに、
「今日の訪問予定はこの3社です。移動時間を考慮して、効率の良い1日の営業スケジュールを作ってください」
と依頼します。
すると、
何時に出発するか
どのタイミングで移動するか
どこに空き時間ができるか
昼食をどの時間帯に入れられるか
といったことを、1日の流れとして整理できます。
ポイントは、
移動するたびに調べるのではなく、最初に1日全体を見ること。
これだけでも、予定をかなり把握しやすくなります。
※実際の電車の時刻や運行状況など、リアルタイム情報は乗換案内などで最終確認します。
面白いのは「空き時間」が見えること
私がこの使い方で面白いと思うのは、単に最短ルートを探すことではありません。
例えばAIが予定を整理した結果、
14:00〜15:00に1時間空いている
ことが分かったとします。
そこで、もう一つAIに聞いてみます。
「この時間、このエリアで訪問できそうな顧客はない?」
ここで以前整理した営業リストが使えます。
しばらく訪問していない。
以前見積を提出したままになっている。
最近問い合わせがあった。
優先順位は高いけれど、なかなか訪問できていない。
そんな顧客が近くにいれば、候補として出してもらう。
「休眠顧客の掘り起こし」と組み合わせる
以前の記事では、AIを使って休眠顧客や営業リストに優先順位をつける方法を紹介しました。
今回は、それを訪問ルートと組み合わせます。
例えば、
「14時から1時間空いています。現在地から移動可能な範囲にある休眠顧客の中から、訪問候補を3社出してください」
といった使い方です。
営業リストを作る。
優先順位をつける。
訪問予定を組む。
空いた時間に近くの候補を探す。
それぞれ別々にやっていた作業を、少しずつつなげていきます。
移動時間を減らすだけではない
営業ルートをAIに考えてもらう目的は、
数分でも早く移動することだけではありません。
むしろ、
「今日はどこに時間の余裕があるのか」
を見えるようにすることの方が重要だと思っています。
30分空いているなら、メールを処理する。
1時間空いているなら、近くの顧客に連絡してみる。
予定が詰まっているなら、無理に訪問を追加しない。
1日全体を見ながら判断できるようになります。
AIに営業を任せるわけではない
営業先を決める。
お客様と話す。
何を提案するか考える。
関係を作る。
こうした仕事は、営業マン自身がやるものです。
一方で、
ルートを調べる。
移動時間を計算する。
空き時間を探す。
近くの顧客候補をリストアップする。
こうした**「判断する前の準備」**は、AIに手伝ってもらえます。
AIに営業を任せるのではなく、
移動や予定調整を任せて、人にしかできない商談に時間を使う。
これも、AIを「秘書」として使う方法の一つだと思います。
次回
次回は、
「1日の営業訪問ルートをAIに組んでもらうプロンプト」
を、そのままコピーして使える形で公開します。
訪問先、時間、出発地点などを入れるだけで使えるようにしてみます。
さらに、
「空き時間に近くの休眠顧客を探す」
ところまで含めたプロンプトにしてみます。


